1日目

「居場所」を見つけるビジュアルノベル

Ciclos Pasados

おかえりなさい。

二つの月の下で目を覚ますと、そこは誰もが優しい村だった。焼きたてのパン、洗濯物を乾かす魔法、そして扉を開けて迎えてくれる家族。*

PC向けに開発中

※本作は、お子様や刺激の強い表現が苦手な方には適していません。

スクロール

プロローグ・やさしすぎる世界

どうして空に月が二つあるんだ?

最後に覚えているのは、アスンシオンで朝6時のバスを待っていたこと。気温35度の火曜日。トラックも、トンネルの先の光も、力を授けてくれる女神もいない。劇的なことは何ひとつなかった。

なのに今、どの地図にも載っていない森の草の上に寝転がっている。スマホは圏外、バッテリーは61%。そして空には月が二つ。ひとつは白く、もうひとつは赤みがかっている。誰かが一つ目を描いて、納得がいかずに別の色でもう一度描いたみたいに。

狩人の少女に危うく矢で射抜かれかけ、村に迎えられ、ある家族が扉を開けてくれる。みんな、とても優しい。

これが異世界転生なら、誰かチュートリアルを入れ忘れたらしい。

星空に浮かぶ二つの月。大きく白い月と、小さく赤い月。

冒頭をプレイ

一本の矢と、一匹のウサギと、ひとつの貸し

クリックで会話を進め、答えを選んでください。

昼間の、高い木々に挟まれた土の小道。

???

危ない!

クリックで進む

シーンの全文
  1. ???: 危ない!
  2. 何かが顔の前をかすめた。
  3. 矢だ。
  4. 完全に固まってしまう。
  5. 木々の陰から少女が現れる。三つ編みにした栗色の髪。手には弓。
  6. ???: ごめん! 大丈夫?
  7. 彼女は俺を見る。俺は矢を見る。それからまた彼女を見て、次は俺の番なのかと考える。
  8. ???: こんな何もないところで何してるの? ケガはない?
  9. マティアス: ない。でも、新しい問題をいくつか抱えた気がする。
  10. 彼女は首をかしげる。意味がわからないらしい。
  11. ???: まだ答えてもらってないんだけど。村からこんなに離れて、何してるの?
  12. なんて答えよう?
    • 本当のことを言う:「ここで目が覚めた。どうやって来たのかわからない」
      • マティアス: ここで、草の上で目が覚めたんだ。どうやって来たのかも、ここがどこなのかもわからない。
      • ???: ……
      • ???: だったら、見た目よりずっと助けが必要みたいね。
    • 冗談を言う:「電波を探してたんだ」
      • マティアス: 電波を探してた。見てのとおり、成果はゼロだけど。
      • ???: ……何の電波?
      • マティアス: 気にしないでくれ。話せば長くなる。
      • ???: 二本目の矢を撃たなかっただけ、運がよかったわね。
  13. ???: あなた、ちょうど射線の上で叫んでたのよ。
  14. マティアス: 叫んでない。
  15. ???: 心の中で叫んでた。顔に書いてあったもの。
  16. ???: これでウサギ一匹、貸しだからね。
  17. マティアス: ツケといてくれ。
  18. ???: ええ、しっかりつけとくわ。

ヴァレル家と仲間たち

あなたを見つけた家族

五人。ひとつの食卓。少しずつ「家」に思えてくる場所。

  • 狩人

    リオラ・ヴァレル

    辛抱より腕前が勝る狩人で、森を本のように読む。迷子のあなたを見つけ、危うく射抜きかけ、今では夕食の貸しがあると言い張っている。

    これでウサギ一匹、貸しだからね。

  • マーラ・ヴァレル

    誰を家に置くかを決めるのは彼女。言葉は少なく、まなざしは重く、エルデンでいちばん温かい台所の主。

    今夜は泊まっていっていいわ。

  • テオ・ヴァレル

    一分間に四十の質問。寝かせる気はさらさらない。彼にとって、あなたのリュックのファスナーは世界一すごい魔法だ。

    歯の魔法だ!

  • もう一人の娘

    セレン

    数年前からヴァレル家で暮らしている。あなたの言葉を一つも信じるつもりはない。彼女に言わせれば、あなたは嘘つきか、ひどく不器用かのどちらかだ。

    他国のスパイじゃないって、どうしてわかるの?

  • 果物屋

    ブレン

    大柄で白ひげ、1987年に口げんかで負けて今も根に持っていそうな顔。エルデンでいちばんの果物屋の店主。唯一の果物屋でもある。

    見るのもタダじゃないぞ。

エルデンで出会う顔は、まだほんの一部。この先、もっと多くの人々が待っています。

1日目

残りの人生の、最初の一日

ドラゴンもトロルも、酒場の前でケンカする冒険者もいない。あるのは市場と、温かい夕食と、昔からの知り合いのように接してくれる人たちだけ。

  1. 高い木々に挟まれた土の小道。

    エルデンへの道

    リオラは村まで案内しながら、足跡の読み方を教えてくれる。キツネの足跡、シカの足跡……そして朝からぐるぐると円を描いている、あなたの足跡。

    リオラ

    迷子だったのね。

  2. 晴れた日のエルデンの大通り。パンの屋台と緑の日よけ。

    エルデン

    鍛冶屋、駆け回る子どもたち、値段を言い争う商人。女性が手を振るだけで洗濯物が乾き、誰も気にも留めない。なぜか、それはどんなドラゴンよりも奇妙に思える。

    ブレン

    ほら、坊主。一日中何も食べてないって顔だ。

  3. 木のぬくもりと細やかな装飾に満ちた、ヴァレル家の食堂。

    ヴァレル家の夕食

    とろりとしたシチュー、温かいパン、紫色のニンジンのような何か。テオは服について四十ほど質問し、セレンは一言も信じず、最後にマーラが決める。

    マーラ

    あなたをどうするかは、明日考えましょう。

  4. 月明かりに照らされた客間。

    最初の夜

    廊下の突き当たりの小さな部屋。ベッドと机と窓がひとつずつ。家のことを考える。誰かもう、あなたがいないことに気づいただろうか。

    この世界では、時間の流れ方が違うんじゃないか?

その夜

窓からは二つの月が見える。すぐそばに並んで、眠る前に語り合っているかのように。

目を覚ましてから初めて、心からくつろげる気がする。

もしかしたら、運がよかったのかもしれない。

2日目

日々が過ぎていく。

何も問題はない。

……そう思っていた。

※本作は、お子様や刺激の強い表現が苦手な方には適していません。

ゲーム

あなたを見つめ返すビジュアルノベル

『Ciclos Pasados』は、居場所を見つける優しい物語として始まる。その先のことは、まだ言えない。

  • 帰る場所

    あわてずに進む物語。新しい世界、新しい人々、そして少しずつ「ここが家だ」と感じはじめる不思議な感覚。

  • 重みのある選択

    何と答えるか、誰と時間を過ごすか。それによって見えるものが変わる……そして、みんなが打ち明けてくれることも。

  • 数十の表情を持つキャラクターたち

    レイヤー式の表情を持つアニメ調のキャラクター。笑う、迷う、泣く……あるいは何でもないふりをする、数十の表情。

  • 細部に意味がある

    エルデンに偶然置かれたものは何もない。人々が言うこと、言わないこと、そしてどこか噛み合わないことに注意して。

  • 自分のペースで

    マウスホイールで会話を巻き戻して読み返せる。セーブはいつでも:54スロット、クイックセーブ、オートセーブ。

  • 見た目どおりではない

    優しい顔の裏で、『Ciclos Pasados』はサイコホラーの物語。お子様や、刺激の強い表現が苦手な方には適していません。

『ドキドキ文芸部!』や『OMORI』が忘れられないあなたへ。

開発状況

まだ始まったばかり

『Ciclos Pasados』は開発初期の段階です。Godot 4.7 上の自社製ビジュアルノベルエンジンで作られたプレイ可能なストーリーデモがすでにあり、シナリオは現在見直し中。まだ多くのことが変わる可能性があります。

現時点で書き上げたシナリオの行数
2,131
現時点で描き下ろしたキャラクター(登場人物はさらに増えます)
5
描き下ろした表情
45+
現時点で描き下ろした背景
12

ロードマップ

  1. 完了

    自社製ビジュアルノベルエンジン

    Godot 4.7 ベース。VS Code 用シナリオエディタ、ストーリー検証ツール、自動テスト、シナリオを変更しても壊れないセーブデータを搭載。

  2. 完了

    ゲームUI

    独自のアイデンティティを持つUI一式が完成。

  3. 進行中

    キャラクターと背景

    最初のキャラクターたちはレイヤー式の表情つきで、最初の背景とともに描き下ろし済み。これはまだ始まりにすぎず、本編にははるかに多くのキャラクターが登場します。

  4. 進行中

    ストーリーデモ

    プロローグと序盤の章はすでにプレイ可能。現在、シナリオ・テンポ・整合性を見直し中。

  5. 進行中

    オリジナルサウンドトラック

    メインテーマは作曲済み。残りの楽曲も制作中。

  6. 予定

    物語の完成

    新しい章、キャラクター、ルート、エンディング。

  7. 予定

    ローカライズ

    英語とポルトガル語。エンジンの翻訳システムはすでに実装・テスト済み。

  8. 予定

    PC版リリース

    まずはPCから。発売日と販売ストアは後日発表。

出資・パートナーシップ

物語を完成させるために

『Ciclos Pasados』は、Arturo López が設立したインディースタジオ Artroxx Games Studios の第一作です。このデモを完全なゲームへと育てるため、投資家、パブリッシャー、パートナーを探しています。

このページで語られない物語の全貌は、投資家・パブリッシャーの方に個別にお伝えしています。

ご支援で実現できること

  • オリジナルのサウンドトラックとサウンドデザイン
  • 最終版のアート:イベントCG、背景、アニメーション
  • 背景とキャラクターをリデザインするアーティストの起用
  • 物語の完成:新しい章、ルート、エンディング
  • ローカライズ、プレイテスト、PC版リリース

プレイヤーの方へ公式SNSはまもなく開設予定です。また遊びに来てください。